9月13日(金)十五夜ですね
余談ではありますが・・・
私は小さい頃、十五夜や十三夜が怖かった印象があります。電気もつけない縁側にススキとお団子、果物をお供えし、窓を40~50㎝程開けて、そこから月明かりが差し込んでいる光景は、子供ながらに何かが来るのではないか、と怖くてたまらず、その場所へ行くことが出来ませんでした。それ以外にも十五夜には必ず「けんちん汁」と「秋刀魚」をお夕食で食す、という風習があり、その意味も分からないまま・・・。
十五夜のお団子は15個のようですが、これもまた私の地元では違いました。大きなお団子を5個お供えしていました。
地域によって、いろいろと違いもあるようです。
十五夜の由来は?
月は満ち欠けを繰り返していますが、新月から満月になるまでは約15日かかるといわれています。そこから満月のことを十五夜というようになったそうです。旧暦の8月15日にあたる満月の日は、空が澄んで月が明るくきれいに見えるということで、十五夜と言えばこの旧暦の8月15日のことを指すようになったそうです。この旧暦の8月15日にあたる日は毎年変わるので、十五夜も毎年変わることになります。
ススキを飾る意味は?
実は、すすきは稲穂の代わりだったのです。本来は稲穂が神様を招く依り代なのですが、この十五夜の時期には稲穂の収穫が間に合わないためにすすきで代用することになったそうです。
お団子をお供えする意味は?
お団子は収穫への感謝と健康、幸福も表しているそうです。お供えしたお団子を食べることで健康や幸福がっもたらされると考えられているようです。
私は、このような昔からの風習を知り、それを続けていくことの大切さを強く感じ、私たちはまだまだ知らないことばかりなので、ご入居者の皆様から教えて頂きながら、大切に続けていきたいと思っています。
ロビーに一夜かぎりの十五夜飾りを施しておりますので、ぜひご覧になって下さいませ。
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